木魚歳時記第4422話 

f:id:mokugyo-sin:20210224071453j:plain

 頼政の挙兵は一身、終世の隠忍(おんにん)を一朝で空しくし、二児と忠勇な手兵の目ぼしい者を悉く犠牲ととし、高倉宮以仁王を失い奉ったかのかのように見えたが、この埋もれ木の結んだ実が容易ならぬものであったことは、日を経るに従って明らかになった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1071

      あ。鷹化して鳩となる日の正僧正

 「ボクの細道]好きな俳句(2162) 波多野爽波さん。「桐の木の向う桐の木昼寝村」(爽波) 昔は、どの家にも柿の木とか、桐(きり)の木が植えてあったものです。桐の花咲くころともなれば、向こう三軒両隣とも桐の花ざかり・・それに「昼寝村」とは! もう何ともたまりません。

しろくろ つけたら じぶんはすっきり
そやけど あいてはどうやろ
ちょっと 待ってほしいときも
あるかもしれへん
待つということが 愛やと
おもうよ (大川フサ子)