木魚歳時記第4419話 

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 (五)埋れ木の花さくこともなかりしにみのなる果ぞかなしかりける
 という一首が頼政の辞世だと伝えられる。しかし、あんな戦況のなかで歌は必ずしも詠めないのではないか、それをどうして世に伝えることができたのだろうか。これは別人が頼政の辞世に真似て彼を追悼した一首かも知れない。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1068

     あ。ちぎり絵を吹き飛ばしたる嚏かな       

 「ボクの細道]好きな俳句(2159) 波多野爽波さん。「白靴の中なる金の文字が見ゆ」(爽波) 夏のクツですからおしゃれにできているのでしょう。新品のメッシュ沓の底にしるされたブランド(金文字)の鮮やかなこと・・履かないで飾っておきましょうか。 

あたまをさげて 心をさげない人と
心をさげて あたまをさげない人
どちらがええかと きかれたら 考えてしまう 
そら どっちも 大事やで (大川フサ子)