木魚歳時記第4415話 

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 しかし、一騎当千 の渡辺党がこの時は一所懸命の決死隊であった。とはいえ、討伐の全軍三百余騎は五十余騎によく対峙した。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1064

      冴返る山城ノ国加茂大社

 「ボクの細道]好きな俳句(2155) 波多野爽波さん。「青あらし電流強く流れをり」(爽波) 「電流」とは? 推察するに「春雷」(いなびかり)のことでしょうか? あるいは、ふとしたはずみに、予期せぬ出来事は起こったのでしょうか? とりわけ、春は、何が起こるかわかりません。

うぬぼれが
木の上からポタンと落ちた
落ちたうぬぼれは
いつの間にか
また木の上に登っている  (榎本栄一)