木魚歳時記第4358話

f:id:mokugyo-sin:20201222075915j:plain

 十七日には太政大臣師長以下三十九名の官を解き、基房を太宰相権師に、師長を尾張国に流すなど、流罪、解官の処分を発表した。なかには、右衛門督頼盛(清盛の弟)や右中弁親宗(時忠の弟、清盛の妻の兄)なぢ、一族の幾人かもまじっていた。平素、清盛に不平で、場合によっては院に近づきそうな人々であったと見える。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1008

      煤逃の上様と遭う勝手口  上様(おっかあ)

 「ボクの細道]好きな俳句(2098) 波多野爽波さん。「麦の芽にぢかに灯を当て探しもの」(爽波) 麦畑に出て、いったい何を? しかも夜間にです。わかりません。これは作者に聞いてみなければ・・しかし、ボクにも、これに似た体験はありますから、作意はぼんやりとわかる気がします。

  わたしゃ、しあわせ、をやさまわかり、
  なむあみだぶを、もろたをやさま。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)