木魚歳時記第4342話

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 西光の二子師高、師経は改めて死罪とされ、反対に明雲の流罪は取り消されて、後に清盛にによって再び天台座主に直った。これらの処置は院と清盛との談合の結果で、この時、院と清盛とはまだ全面的に決裂していなかった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)992

      神山の社家に生れし酢茎漬  神(こうやま)

 「ボクの細道」好きな俳句(2082) 波多野爽波さん。「おでん煮えさまざまの顔通りけり」(爽波) 「さまざまな顔」を見ているのは、おでんを食べている作者? それとも、おでんを作る店の人(目線)? ボクは前者だと思います。俳句は短詩形ですから、読者はいろんなことが想像できるから楽しい。

  あさましいはわ、わがたから(宝)、
  こころしらせて、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)