木魚歳時記第4395話 

f:id:mokugyo-sin:20210127060647j:plain

 その組に準じてか、渡辺党はみな一字名で禁中「滝口」の衛士(えいし)が多く、ために「滝口の唱(となう)」だの「滝口の競(きょう)」などと呼ばれていた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1045

      寒紅を僧に仕へし僧の妻

「ボクの細道]好きな俳句(2135) 波多野爽波さん。「天ぷらの海老の尾赤き冬の空」(爽波) エビの尾の赤さ(天ぷら)と、天候(冬の空)の取り合わせに魅せられます。さて、古代インド語にカルマがあります。「業」(ごう)のことです。身(からだ)、口(ことば)、意(こころ)で感じる、三つの「煩悩」
(ぼんのう)のことです。

  ぶうち(仏智)不思議を信ずるは、
  こころにあたる弥陀の名号
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)