木魚歳時記第4394話 

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(三)頼政の手兵は勇猛を以て聞こえ、渡辺党と呼ばれていた。
 武蔵源氏の箕田氏の子の綱が,多田の頼光のところに来て、今日の大阪、当時の渡辺に住み、渡辺の綱と名乗って、頼光四天王の一人となったのは人の知る如くである。渡辺党は綱の子孫である。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1044

     冬すみれ葉ちゃんといふ名の少女

「ボクの細道]好きな俳句(2134) 波多野爽波さん。「冬空や猫塀づたひどこへもゆける」(爽波) 寒い冬日に「塀(ヘい)」伝い出かけるのが「恋の猫」です! さて、お終いは句作のコツ。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」(井上ひさし)

  おのづ(自づ)の信はなむあみだぶつ、
  ゆわず(言わず)にかたるなむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)