木魚歳時記第4363話

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 (五)万民は清盛の専横を憤り、それにつけても清盛のために無残な最期をとげた為義や為朝への同情を新たにし、文覚(もんがく)のごときは源氏の奮起を促し頼朝に見せるために義朝の髑髏(どくろ)を東国に運んだとのうわさもあった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1013

      綿虫の待ち構えたり川の道

 「ボクの細道]好きな俳句(2103) 波多野爽波さん。「老人よどこも網戸にしてひとり」(爽波) 山村か農村の住処が思い浮かびます。部屋は、建具を外すと、大きな部屋として使えるので便利でした。廊下のアミ戸まで開き、いっぱいに風を入れて、大の字で寝転ぶ・・老人の幸せのひとときです。

  まいらせて極楽いただくなむあみだぶつ、
  この娑婆でいただくなむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)