木魚歳時記第4366話

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 法皇は生まれながらの享楽者(エピキュリアン)でおわした。されば御身辺落莫(らくばく)の折から巧みに持ちかけた才女丹後局の誘いにもお気軽に応じさせ給うた。
 丹後局というのは山の妖僧澄雲の女で、高階栄子(たかしなえいし)といい、
(佐藤春夫『極楽から来た』)1016

      数え日や坊主買ひたる宝くじ

 「ボクの細道]好きな俳句(2106) 波多野爽波さん。「春宵を番台にただ坐りをり」(爽波) 銭湯 の番台のことでしょうか? ボクも、子どもの頃、チャンスがあれば番台に坐りたい! と考えたことがあります。それも閑散とした開店直後に・・もちろん(寺の子ですから)庭掃きのお手伝い(日曜日)がつづきました(汗)。

  お慈悲も光明もみなひとつ、
  才一(さいち)もあみだもみなひとつ。
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)