木魚歳時記第4359話

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 さて二十日には、いよいよ後白河法皇を鳥羽院に幽閉し奉り、武士に命じて門を閉めさせた。側近に侍する者は僧琅慶(ろうけい)と上皇お気に入りの丹後の局のふたりだけである。
 門の出入も一切許されない厳しさであった。ふたたび鹿谷の陰謀のようなことが出来ないために、出家や女子ばかりしか近づくことを許さないこの用心であった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1009

      何ごとも中くらいかな事始め

 「ボクの細道]好きな俳句(2099) 波多野爽波さん。「春月や犬も用ある如く行く」(爽波) 犬は飼ったことがありますからわかります。犬は前へ前へと行く習性があります。ごはんを食べるのも、散歩に出た時も・・ともかく「忙し」そう。ボクも「あかん男」ながら、考えすぎます(汗)。嗚呼。

  ほとけのこころ、いたどくは、
  みらせていたどくことの、
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)