木魚歳時記第4303話

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 また朝臣の一部にも天台の座主、顕宗の棟梁を惜しみ法皇受戒の師であるからと流刑を不可とする意見もあったが、上皇は耳をかし給わず、敢然と、二十一日明雲を還俗せしめて藤原松枝と呼ばしめて、この夜直ちに、剣非違使(けびいし)に引かせて白河の宿坊を発し、粟田口を伊豆へと向わしめた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)956

       秋に入るさつきまで居た日の匂ひ

 「ボクの細道]好きな俳句(2044) 永田耕衣さん。「あんぱんを落として見るや夏の土」(耕衣) わかります。灼かれた夏の土に「アンパン」を落としても「汚れ」る気がしない! こんなことを作品とする勇気(みたいなもの)みたいなモノには感服いたします。ボクはは持ち合わせていません。だから凡人なのです。

  しんじん、しんじん、
  しんじしんとは、
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)