木魚歳時記第4304話

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 事を知った山の大衆は、西光父子を呪い罵(ののし)り、全山大講堂に集会して合議するところがあったが、二十三日に明雲が粟津を通るころ、宗徒らは道にこれを要し、奪って山に帰った。
(佐藤春夫『極楽から来た』)957

      ざくろ裂くこのメタファーな女人伝

 「ボクの細道]好きな俳句(2045) 永田耕衣さん。「店の柿減らず老母へ買ひたるに」(耕衣) お母さんにたくさん買ったつもりですが・・店の柿の山はもとと変わりません。店番をする老婆と作者の母? を思う優しさの交錯するほのぼのとした作品です。

  しんじんのにくらしきわ、(み )身のうちにある。
  なむあみだぶつともうすごくらく。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)