木魚歳時記第4323話

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 さればこそ古来例もない天台座主の流刑を断行し場合によっては殺してもとい強硬な態度にも出た。まさk、この策謀に気づかぬ頼政でもなかったろう。否、それを知ったればこそ、部下にいいふくめて置いて、座主をやすやすと大衆の手に渡させたのではあるまいか。事件の翌年、清盛が頼政を三位に執奏して世人を驚かせた事実は、清盛のお礼心とも見えてわが想像を助けるに十分である。
(佐藤春夫『極楽から来た』)974

       弦月へ犬吠えている神の島

「ボクの細道]好きな俳句(2063) 永田耕衣さん。「寒鮒の口吸う泣きの男かな」(耕衣) 続きの作品でしょうか? 「口吸う」「泣き」がいまひとつわかりません(汗)。しかし、作者の異常な体験には惹かれるものがあります。ボクも(夢の中で)これに似た体験をしたことがあります!

  ほ(法)を、こころにたもた(保さす)。
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)