木魚歳時記第4245話

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 清盛からは重盛の取次で中宮に道風筆の『古今集』を奉り、院からはこの賀に対する一族の尽力を多とする陰宣にそえて御使は白銀の箱に金百両を西八条の清盛別邸にとどけさせた。
 七日は雨天、人々はおん賀三日間の晴天を慶賀した。
(佐藤春夫『極楽から来た』)902

       そういえば蜆蝶も居た忘れてた  蜆(しじみ)

 「ボクの細道]好きな俳句(1987) 池田澄子さん。「春よ春八百屋の電子計算機」(澄子) 「電子計算機」とは懐かしい。あそらく「電卓」のことでありましょう。それにしても、当時、八百屋さんに電卓が置いてあったとは! さて、地球上の生命は文明が高度に発達した他の星から送りこまれて始まった。そんな説もあるようです。

  うれしや、うれしや、
  あくをとどめてくださり(つ)じひが、
  あなたのなむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)