木魚歳時記第4208話

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 上皇は還御の路を中国の仏教道場、書写山へお立ち寄り遊ばされた。
 この時、宝算(ほうさん)四十八、門院は三十三であらせたが、かしこくもおん仲は世の常ならずおんむつまじくお見受けできるのであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)865

     この俺は鵺といはれたこともあり  鵺(ぬえ)

「ボクの細道]好きな俳句(1951) 岡本 眸さん。「美しき冷えをうぐひす餅とい」(眸) さて、鵺(ぬえ)は,、真夜中に鳴く「トラツグミ」の異称です。鳴き声が、伝説上の妖怪と似ていたからでしょう。ところで、ボクは、ある時期、職場で鵺(ぬえ)と称されていたようです(汗)。「何を考えているのかわからない危険人物」といったところでしょうか ! 嗚呼。

  わがぐちが、なむあみだぶとかわる。
     ごおんうれしや、はむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)