その国の内侍(ないじ)ふたり、黒と釈迦という名である。唐装束をし、髪をあげて舞をした。舞いは五常楽(ごじょうらく)と駒鉾(こまぼこ)であった。天上の伎楽に菩薩たちが袖を振るのもかくやと思われて、めでたかった。(佐藤春夫『極楽から来た』)860…
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