(五)その翌年がひどい飢饉の年で稀に手に入った食物をすべて愛するものに譲って餓死する者が多く、母の命の尽きたのも知らないで、いとけな子が死んだ母の乳にすがって倒れていたとか、
(佐藤春夫『極楽から来た』)846
読点のぴたりと決まり豆の飯 句読点(くとうてん)
「ボクの細道]好きな俳句(1933) 岩淵喜代子さん。「受験期や深空に鳥の隠れ穴」(喜代子) 受験期に該当するのは、作者自身なのか? 作者の身近身辺の方々なのか? あるいは社会現象の一般を指すのか? ボクは作者自身の体験と読みました。さて、ボク自身はロストジェネレーション(20歳ごろ)がありました。療養の床が「隠れ穴」となりました。27歳で妻と結婚して句読点が打てました(笑)。
なむあみだぶわ、
なむがみだにとられて、
なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)