木魚歳時記第4188話

f:id:mokugyo-sin:20200422071204j:plain

 山の男たちも空腹のため薪を運び出す力もなくて、薪の不自由なため人々は家をこわして薪を売っているなかには、丹(あか)や箔(はく)のある木切れんど、古寺の仏や仏具などもまじっていたという。
(佐藤春夫『極楽から来た』)847

        焼肉にバジル・バジリコ蝮酒  蝮(まむし) 

 「ボクの細道]好きな俳句(1934) 岩淵喜代子さん。「野外劇場男と女つと立ちて」(喜代子) 「野外劇場」とあります。俳句の世界では「野外」で行われる催し行事など夏季となるようです。さて、これは作者の体験ではない(と思います)? 根拠はありませんが、昔、村の集会所などで行われた野外劇場だからこそ、人目を忍ぶような「つと立ちて」が効いてくるのです!

  なむあみだぶわ、ふしぎなをじひ、
  こころひとつの、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)