木魚歳時記第4172話

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 人々は来てまず途中の秋色をほめ、さて窓外の山を、また水をほめ、そうして木の香の高い新居木口や間取りまでほめたが、法然の法話に対する人々の賛否は相半ばした。といのは、人々のすべてが神聖な無智ではなく、学や行を自負する人々が多かったからである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)832
      
        草朧まわり道して帰ろうか

 「ボクの細道]好きな俳句(1917) 鈴木六林男さん。「泥棒や強盗に日の永くなり」(六林男) 昔は、泥棒も「地道」に努力をした。サギはしなかった。コソ泥の稼働時間は五分以内とか! ですから数をこなさなくてはなりません(汗)。まっ、このごろこうしたこそドロは少なく、新型サギが現れるので油断できません。

  しん(信)のをじひが、あるゆゑに、
  わたしや、このたび、く(苦)をとられ、
  ごをんうれしや、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)