木魚歳時記第4165話

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 彼は法然の久しぶりの訪問を喜び、道を見つけたと聞いてわが事のように喜んだ。しかし、それだのに山を下ってこのあたりに来て住みたいという法然のいい分は、はじめはよほど腑(ふ)に落ちないらしかった。。
(佐藤春夫『極楽から来た』)826

        モナリザの外に抜け出る春の宵

 「ボクの細道]好きな俳句(1910) 鈴木六林男さん。「脚冷えて立ちて見ていし孤児の野球」(六林男) 「おいら貧しいクツ磨き」。歌手で障害児の施設に生涯をささげられた宮城まり子さんが亡くなられました。ボクは、現役のころお願い事で「ねむの木学園」へ宮城まりこさんをお訪ねしたことがあります。その頃すでに車椅子をお召でしたが、お元気でポンポン話されたことを思い出します。おつかれさまでした、やすらかにお眠りください。
  ごをんうれしや、なむあみだぶつ、
     なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)