そうしていよいよ決心を固めて、二十余年住み慣れた叡山黒谷の青龍寺を去ろうと、師の叡空を寺内の慈源房に訪(おとな)うて決意のほどをうちあけた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)814
蜜まみれ尻から逃げる熊ん蜂
「ボクの細道]好きな俳句(1895) 野見山朱鳥さん。「秋風よ菓子をくれたる飛騨の子よ」(朱鳥) 子に菓子を与えたというのです。秋風の頃、飛騨の子が来て、わたしに、菓子をくれたというのです。病弱で子らに何もしてやれなかった作者の嘆きが伝わるようです。ブログ筆者もマイホ-ム・パパではありませんでした(汗)。業(ごう)の深いパパでした。
ゆくたびも(幾度も)、むねをいためた。
いまわ、ろくじに、こころとられて。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)