木魚歳時記第4668話

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 どこか高いところに燈籠でもあって、その光が射すのであるまいかと、あたりを見まわしたが何もない。さては、わが目のせいなのかと疑っているところへ、これも夜道をいとわず修復のお姿を拝みに西院の勝恵が、
「あのお光が見えるか」
 と問いかけた。お互いありありと見えるその光を仰ぎ見ながら奇異の思いに打たれたという。(佐藤春夫『極楽から来た』)1306

         本尊は秘仏に御坐す薬喰

 「ボクの細道]好きな俳句(2405) 野見山朱鳥さん。「秋風や書かねば言葉消えやすし」(朱鳥) そのとおりだと思います。このブログでも、繰り返し賢人の方々の名言をご紹介してきたのも、どうかすると名言は<消えやすし>忘れやすし! だからです。繰り返しご紹介を続けるつもりでおります(汗)。

人は 一人では
悪くならない
(石川 洋)