木魚歳時記第4114話

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 「さてそなたの道はいつ開けるのか」
と上皇は話題を変えた。
「ずいぶん久しいものではないか」
「恐れ入ります。近ごろ身の愚かさを悟りましたおかげで、やっとめどだけはついた気がいたします」
「それは珍重、早く見つけてくれ。頼みたいこともある」
(佐藤春夫『極楽から来た』)779

       真夜中に嚔とまらぬお母さん  嚔(くさめ)

 「ボクの細道]好きな俳句(1861) 石田郷子さん。「わが死後は空蝉守になりたしよ」(郷子) 蝉さて、蝉の幼虫(地虫)は、長年の土中で暮らし、セミと生まれ、そして抜け殻となり残ります。さて、お母さんは、鼻炎、花粉症、喘息(少々)の持病があります。 嚔(くさめ)とか、咳(せき)が止まらないときは・・心配です。永年お寺統を守ってきた、お母さん(空蝉)のを労い、ボクは「空蝉守」になりたい。ウソ(笑)

  なむあみだぶつ、
  なむあみだぶわ、ありがたいな。
  おあみだぶわ、わしがもの。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)