木魚歳時記第4105話

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(三)後白河院は人なっこく、ほれっぽい性格のお方で、人が好きになりはじめると見さかいもなく相手に熱中した。一たび法然の温容に接して、もう一度彼を見たいと思し召された。
(佐藤春夫『極楽から来た』)771

       温かい「おひつ」のごはん雪催  雪催(ゆきもよひ)

 「ボクの細道]好きな俳句(1852) 今井千鶴子さん。「ミッキーの風船まるい耳ふたつ」(千鶴子) こんな絵本みたいな俳句好きです。散文調大好き。口語俳句大好き。定型、韻律、詩情、俳句の伝統もすべて大事ですが・・年齢を重ねると「楽しい」のが良いようです。「しんきくさい」。「むつかしい」俳句は、もう、卒業したいと思います。

  わたしや、しゃわせ。
  わしのこころい(へ)、上ど(浄土)もろをて、
  ごおんうれしや、なむあみだぶつ。
  なむあみだぶつと、つろて(一緒に)よろこぶ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)