木魚歳時記第4096話

f:id:mokugyo-sin:20200120054225j:plain

 (二)人智をむやみと尊重する人間は、思索とか反省とかいうものを無上に有りがたいものと思う結果でもあろうか、とかく直覚を危っかしいものと思っている。これは人々ばかりではなく、余人ならぬこの源空自身とて同じであるが、直覚は果たしてそう無価値なのであろうか。
(佐藤春夫『極楽から来た』)764

       お父さんご飯ですよと今川焼

 「ボクの細道]好きな俳句(1843) 大峯あきらさん。「がちやがちやに夜な夜な赤き火星かな」(あきら) 「がちゃがちゃ」はクツワ虫のことです。その名の通りガチャガチャと鳴くのでしょう。今夜も続く「虫楽団」と、夜空の焔星(火星)の共演はにぎやかに続くことでしょう。それにしても、なんと素敵なとりあわせでしょうか!

  ばくちうつなら、
  あみだとうちやれ、
  ろく(六)がころころ、ろくじ(六字)ばう(つ)かり。
  これを、さいちに、とらするぞ。
  ごをんうれしや、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)