2020-02-20から1日間の記事一覧

木魚歳時記第4127話

(五)『観経疏』とて、何も今はじめて読んだわけでもないのに、こんな大切な有りがたい文字をただ読み過ごしてしまっていた。食えどもその味を知らず、読めどもその意を悟らずであったか。至らぬことばかりと、法然はその書を経机の上に置き直すと、つと立…