声を媒介とする往生の法を説くのを、かねて歌菩薩をご本尊とする上皇はご同感あったが、それは彼岸(ひがん)のこと、わが歌謡こそ現世成仏と思し召した。 おん父上皇のかげには、松の傍らの梅花のように清らかにやせた二十ばかりの内裏王がつつましやかにひ…
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