木魚歳時記第4102話

f:id:mokugyo-sin:20200126070233j:plain

 さもあろう、今までわれわれが見てきた彼の生活ぶりでも知れるとおり、法然房は念には念を入れ、修行でも読書でも思索でも徹底的に遂行せずにはおかぬ性質の人なのである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)769

       凍鶴をまた見に来たらもう居ない

 「ボクの細道]好きな俳句(1849) 大峯あきらさん。「曝書して太平洋を明日越えん」(あきら) 「曝書」(ばくしょ)とは書物など虫干です。さて、「太平洋を明日越えん」とは? 出征(戦地におもむく)ではない? ならば、 留学? 長期海外赴任(ふにん)? と、いろいろ想像できて楽い。ところでボクも、新年早々に入院(3日)して、業(ごう)を払うための施術を受けてきました(汗)。

  あなたをすがた、をがむにわ、
  なむあみだぶに、わしをして、
  なむあみだぶで、をがませて、
  ごんうれしや、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)