木魚歳時記 第3979話

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片や隆信、片や小侍従ともいうべき当代の恋の両大関だけに、どちらがどちらに働きかけたなど問うまでもない。電気の両極のようにおのずから相引いて火花を発するものがあったのであろうとだけは想像して、無用な詮議立てはしないで置くとしよう。
(佐藤春夫『極楽から来た』)654

      うろこ雲冷たい雨が降ってきて

「ボクの細道]好きな俳句(1727) 与謝蕪村さん。「酒十駄ゆりもて行や夏こだち」(蕪村) 自然詠です。
        
        身体があるのは短い期間だ
        みな土に帰るものである
        身体が壊れ精神が去れば
        仮住まいしているのに何を食うろうか(ブッダ)

ばった3 憲兵として立派な働きをするような人間には、必ずまたいろんな悪癖があるものだが、打ち明けたところ、ばったは噛み煙草(たばこ)をやるのである。