木魚歳時記 第3971話

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 相手の若さと、今を時めく平家の公子であったのが、頼政の嫉妬の原因であった。いや、頼政にとってはただの嫉妬ではない。明らかにゆすまじき敵意であった。それでも言葉だけはせいぜいおだやかにみやびて、
  時めかせ給ふらんこそめでたく
 と年がいもなくいや味をいいやったのに対して小侍従は、
(佐藤春夫『極楽から来た』)646

       冬日向座敷わらしの坐り居り

「ボクの細道]好きな俳句(1719) 与謝蕪村さん。「甲賀衆のしのびの賭や夜半の秋」(蕪村) 昔は「賭」(かけごと)も「おつきあい)。

      信によってはじめて悟りを得
      法によって涅槃を実現する
      (法を)聞くことから智慧が得られ
      どこででも(智慧の)明るさがある(ブッダ)

 蟋蟀(こおろぎ)2  彼はまず狭い砂の道を綺麗(きれい)にならす。 鋸屑(おがくず)をこしらえて、それを隠れ家の入口のところに撒(ま)く。