木魚歳時記 第3980話

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 隆信はまたすぐれた歌人でもあったが、その歌集のなかにおもしろい一節がある。 
 女のところに行ったところが、別に男のあった人で、その男と来合わせてしまった。いやはやとんだことで、物かげへ押し込まれてしまい、身をちぢめて息をころしているうちに、男も様子がおかしいとでもけどったらしく、間もなく帰ってしまったので、ほっとしてはい出し、
(佐藤春夫『極楽から来た』)655

       山端のちんとろ茶屋や北時雨

「ボクの細道]好きな俳句(1728) 与謝蕪村さん。「君見よや拾遺の茸の露五本」(蕪村) 少々の違和感が!
       
       (真理を)学ぶ者こそ、居るべき地を選び
       (身を縛る)掟を捨てて天界を選び取り
       立派に真理を説くであろう
       功徳の花を摘み取ることができるであろう(ブッダ)

 ばった4  嘘(うそ)だと思うなら、指で追いかけてみたまえ。彼を相手に鬼ごっこをやり、そして跳ねる隙(すき)を狙(ねら)って、首宿(うまごやし)の葉のうえでつかまえたら、その口をよく見てみたまえ、恐ろしい格好をした吻(くち)の先から、煙草の噛み汁のような黒い泡を滲ませる。