木魚歳時記 第3966話

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 実定は彼女が都に帰ったのを知ると、人には遅れじと直(す)ぐさまわたりをつけて、
  みやこをば旅の空とや思ふらむ不破の関路にこころ止まりて
 怨じ顔にいってやると、
(佐藤春夫『極楽から来た』)641

      フロントを鋭角に切る鬼やんま

 「ボクの細道]好きな俳句(1714) 与謝蕪村さん。「鳥羽殿へ五六騎急ぐ野分かな」(蕪村) 『極楽から来た』(佐藤春夫)みたいです(笑)

      人は心を用いるべきである
      食を少なくわきまえると
      それにより苦痛も少なくなる
      ほどほどに消耗して寿命を保つ(ブッダ)

 蝶(ちょう)1  二つ折りの恋文が花の番地を捜している。