木魚歳時記 第1932話

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 仲間の中におれば、休むにも,立つにも、行くにも、旅するにも、つねにひとに呼びかけられる。他人に従属しない独立自在をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。(スッタニパータ)

 釈尊は、お生まれになるや七歩あゆまれ、天地を指さし「天上天下唯我独尊」と発せられたと伝えらます。これは「この世の中で私という存在は唯一つ、だから、そのこと自体が尊い。」という意味です。つまり<個性尊重>の高らかな警鐘と受け止めたいものです。これはさきに述べた、釈尊の「自灯明」(じとうみょう)の遺訓と共に原始仏教の骨格を示すものです。

       チューリップいまならわたしあげるわよ