木魚歳時記 第1027話

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働くことを知らないうでや足は
だんだん細くなっていく  (米田啓祐)

 松尾芭蕉は「俳諧(はいかいは)三尺(さんせき)の童(わらべ)にさせよ」といったそうです。マコーレイという詩人は「偉大な詩人たらんと願うものは、まず小さな子供にならねばならぬ」といったそうです。ピカソも「子どもの頃にもどって絵を描きたい」といったそうです。
 
    天国はもう秋ですかお父さん 塚原 彩

 大人の計らいでこんな俳句はできないでしょう。子どもにもどることができないなら・・せめて<子供爺ぃ>くらいの気持ちで俳句を作りたいものです。

     打水に隣の猫の逃げてゆく