木魚歳時記第4185話

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 後に秦家で聞けば、一族にゆかりの者というのは事実で、この老女はむかし父を知らぬ一女を産んで、男に逃げられたため、結婚もせずに老いたが、今度そのむすめを清涼寺に頼んで、自分は法然のところに来たのだと知れた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)844

       たかんなの煮もの酢のもの揚げたもの 

 「ボクの細道]好きな俳句(1931) 山田弘子さん。「入梅を告ぐオムレツの黄なる朝」(弘子) オムレツの焼きあがった色と香りは食欲を誘います。朝からオムレツをつくる作者はお元気で幸せです。このところマイナス思考でいる某氏Sに、爪の垢でも飲ませていげたい(笑)。

  をやのかを(顔)、みるほどをやのかを。
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)