木魚歳時記第4184話

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 この前後から西山の草庵には、例の清涼寺宿坊の老女が来て、清涼寺には別に若い者が来て、自分は老来激務に堪えづ身をひたから、ここで薪水の労を取らしてほしといって来た。自ら秦氏一族のゆかりの者といい、草庵に人が入ることも秦氏から聞いて来たという。
(佐藤春夫『極楽から来た』)843

     たかんなをとにもかくにも湯がきたり

 「ボクの細道]好きな俳句(1930) 山田弘子さん。「ものの芽の出揃ふ未来形ばかり」(弘子) なるほど。春に新芽が出そろうころの勢いはすごい! 目が離せません。それから、自然界は、リピート(くりかえし)です。なにごともなかったかのように・・さて、今、児童の学習方法として、イノベーションの手法が注目されています。先端技術(モノ)の開発手法を、児童の学習方法に応用する試みです。

  あさましと、よろこびは、どう(つ)ちもひとつ。
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)