木魚歳時記 第761話

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 七十年。三拝九拝。感謝感謝ですごさせていただきました。高位(こうい)とは、とんでもないが・・恵まれた役回りを演じさせていただきました。ありがたいことでした。

    「高位は礼拝より来る」(大乗の十来)5

 猿の王がいた。ある晩のこと、月が井戸の中に写るのをみて「月が井戸に落ちている。月が死んでしまうと世の中が暗くなる、月を救いだそう。」と、家来の猿たちを大勢あつめ、まず自分が井戸の上の木の枝につかまり、つぎつぎと猿たちが猿の尾をつかんで、井戸の中へとぶらさがりました。そして最後の猿が月をつかもうとしたとき、猿の重みで木の枝が折れ、全部の猿が井戸に落ちてしまいました。ボサツはこの話を王にしてあげました。

     七匹のねね子の子猫猫柳