「押し入っても念仏は少しのみだれもないで、かえって声に力が入ってくるばかり、その時から気を呑まれていたが、あとがますますいけない。わしは何度となく戦場にも出たが、あんな恐ろしい目にあった事はない。な、青鬼、よぼよぼの老いぼれ法師、一喝すれば直ぐに何もかも投げ出すなどとは、どいつがいいかげんな事をぬかして、わしらをけしかけたのだ。わしらは威に打たれて言葉も改まり」
(佐藤春夫『極楽から来た』)
灼熱の果ては西域砂浄土 西域(さいいき)
「灼熱」は夏季となります。さて、最近、看護師さんに指摘されました! ぼくの足首が少しむくんでいるのです(汗)。塗り薬かシップを! さてぼくの脳裏にあるタクラマカン(天山南路)の灼熱(しゃくねつ)と比べるとなんともギャップ(温度差)のある話題です(笑)。