み仏の本願に頼り切って疑いなく名号を申し給わば、わが身はいかに罪業深くとも、み仏のお力によって必ず往生するぞと思い取らせて、一筋によくよくお念仏申さねばいけません。
われらが往生は身のよしあしに因るものでなく、ただみ仏のお力ばかりによることですから。
というほどのものであろうか。
（佐藤春夫『極楽から来た』）1363
蓮の実の飛んで三千大世界
次兄は１９２５年、京都の寺（現）で生まれました（後同）。ハンサムでした（遺影）。ボクが「風ガタガタ怖い」と泣くと。退治する真似を・・「関節」外れた、と、泣きわめくと、そのたび、お医者さまに連れてくれたそうです。セピア色に変色した遺影を眺めると瞼が熱くなります。１９４２年・逝去・享年１８歳。
ふたりずれ、
ぼんぷ、ふたりに、
かわ（河）がある。
『定本 妙好人 才一の歌』（楠恭編）
