事実、神仏やその他人間の権威の繋縛(けばく)から免れて個人の自覚に立といった法然の言葉を、地の近いため多くの集まり会していた近江佐々木の一党の末裔が、真意を解してか誤ってか、法然の清水の説法の直後に起こした事件であった。
建久二年三月、叡山は近江佐々木荘に宮司を遣わし千僧供養料(油料と称して山門が佐々木荘に課しているものである)の滞納を責めさせた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1336
うつかりとマスク忘れて叱られる
「ボクの細道]好きな俳句(2436) 矢島渚男さん。「山に石積んでかへりぬ夏休」(渚男) そういえば、山の頂上にはなぜか石が積まれています。登山者が石を積んで残して行くのは、意味があるのでしょうか? 「山見えぬ日も山へ咲く桐の花」(豊田都峰)
わしやなんともない、
よばれるこゑにこころとられて、
なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)