木魚歳時記第4607話

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 「忘れもいたしませぬ」頼朝は手に受けて半分までも抜かず、「これこそわが手から失われた家重代の宝刀、髭切丸(ひげきりまる)にございます」
(佐藤春夫『極楽から来た』)1247

        高齢も大台に乗り今朝の秋

 「ボクの細道]好きな俳句(2345) 摂津幸彦さん。「滅び初む桃より見えし歩兵かな」(幸彦) 「滅(ほろ)び初む桃」とは? あれこれ想像できることは楽しい。さて、最近、何ごとも「お母さん」で始まり「お母さん」で終わります。それくらい母は偉大なのです。その「お母さん」も後期高齢者の「大台」に乗りました(汗)。

わがこぼす飯つぶひとつ
とりてふくます母は笑ひて
(北原白秋)