木魚歳時記第4623話

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 というのは近衛基通は後白河法皇の寵臣であり、鎌倉幕府は天皇親政を理想とする天皇家にとっての敵として、兼実は自然と後白河法皇のお目には敵の密通者のように見えたのは自然の理である。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1263

          老僧は裏堂に来て牡丹鍋 

 「ボクの細道]好きな俳句(2361) 摂津幸彦さん。「階段を濡らして昼が来てゐたり」(幸彦) 雨の日の、安普請の公営アパートを連想します。コンクリートの2,3階へと分かれる(濡れた)足跡は! 作者のナイーブな一面を見たような作品です。

人間は努力をするかぎり、
迷うものだ。
(ゲーテ{ファウスト})