法皇はこうして頼朝と誼（よしみ）を結んだ一方でひそかに法然を招いて鎌倉の軍勢のために一場の法話を試みるように誘い命じずるのであった。法皇は法然の思想はよくご存じだから、法然の法話が一種の思想戦として鎌倉勢に作用することを疑わなかったのである。
（佐藤春夫『極楽から来た』）1250
秋うららミダは西より来迎す 来迎 （らいこう）
「ボクの細道］好きな俳句（2348） 摂津幸彦さん。「皇国花火の夜も英霊前を向き」（幸彦） 靖国神社にお祀りする精霊のことです。さてボクは、昔、大病（「肺結核」）に罹りました。完治までの５年間（１８歳～２３歳）は、想定外のロストゼネレーションとなりました。この５年間はつらかった（汗）。
わがこぼす飯つぶひとつ
とりてふくます母は笑ひて
（北原白秋）
