木魚歳時記第4611話

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 「法然房、御房はすでに南都で、大原で、その道の人々におん身の信念を述べ伝えている。今は弘く教えを世に布(し)くべき時期になっていると思われる。関東から遠来の客たちもついでにお身の顔ぐらい見せて置くのが、関東の人々のみやげ話の種にもなろうから」
 と仰せを蒙った法然は、小春日和の一日清水寺で説戎をすることになった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1251

         ひぐらしが一つさかんに鳴いてゐる

 「ボクの細道]好きな俳句(2349) 摂津幸彦さん。「皇国且つ柱時計に真昼来ぬ」(幸彦) さて、子どもは女2人、男の子がひとりです。息子とキャッチボールした記憶がない。家族で旅行した思い出も少ない。嗚呼「お父さん」まったくフツーの「お父さん」と違いました! 堪忍してください。(汗)。 

人に父母あり、
一人もかけば子息等そだちがたし
(日蓮「妙一尼御前消息」)