木魚歳時記第4439話  

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 本来、清盛は頼朝を助命した程、寛大で気のやさしい性格であったが、権勢になれた結果か、それとも老来の生理か、このごろは壮時の寛大なところを失って、万事少々過酷になる傾向があったところへ、以仁王の事件が彼をよほど刺激したものとみえる。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1088

     泣きながら残雪の中ツルツルツル     

 「ボクの細道]好きな俳句(2180) 桂 信子さん。「郭公や夜明けの水の奔る音」(信子) 「水が奔(はし)るとあります。井戸や水道の水音ではないでしょう。山の宿で早起きして、谷川に沿って散策すると、せせらぎの声にまじって遠くで郭公(かっこう)の啼く声がひびいて来ます。

日常の勤行(おつとめ)11 「送仏偈」(そうぶつげ)の文(もん)をお唱えします。それは、日常勤行の三番目に「四奉請」(しぶじょう)を称えて、諸仏、諸菩薩さま道場にお迎えしたわけですから、その諸仏・諸菩薩を極楽浄土にお戻りいただくわけです。以上で「日常勤行(おつとめ)」を終わります。