木魚歳時記 第231話

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河骨の 三日見ぬ間の いさぎよさ

 請(しょう)じ奉(たてまつる)十方如来(じっぽうにょらい) 道場に入りたまえ(散華楽)。請じ奉る釈迦如来(しゃかにょらい) 道場に入りたまえ(散華楽)。請じ奉る弥陀如来(みだにょらい) 道場に入りたまえ(散華楽)。請じ奉る観音勢至諸大菩薩(かんのんせいししょだいぼさつ) 道場に入りたまえ(散華楽)。

 

 三番目にお唱えするのは「四奉請」(しぶじょう)の文(もん)です。この意味は、わたしたちは、身も心も香の煙のように清らかになりました。また「仏教」(釈迦の教え)に対する信心もこの上なく深まりました。さらに、美しい蓮(はちす)の花びらを散らせて、勤行(ごんぎょう)の道場も清らかにいたしました。
 全宇宙(十方)の中におられる、すべての如来(ほとけ)さま、釈迦如来(しゃかにょらい)さま、阿弥陀如来(あみだにょらい)さま、観音菩薩(かんのんぼさつ)さま、勢至菩薩(せいしぼさつさま)。どうかこの勤行の道場にお入り下さいまして、わたしたちの勤行(おつとめ)のありようをお見守りください。と、請い願う文(もん)であります。