木魚歳時記第4413話 

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 この時、頼政勢はわずかに五十騎あまりにしか過ぎなかった。元来が極秘の挙兵のはずで、連絡は競にさえさしひかえていたほどであった。討伐軍に加えられたのは全く意想外のでき事で、兵を集めるいとまもなかったから、この寡兵(かへい)であったのであろう。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1063

     寒雀ざわざわと去り街しづか      

 「ボクの細道]好きな俳句(2153) 波多野爽波さん。「大根の花や青空色足らぬ」(爽波) 「大根の花」は、春の季語となります。4月、5月頃に花ひらきますが、小さkてくっきりと「白」が鮮やかです。それに比べて、春到来というのに青空の色がもういとつ・・と、作者はいいたいのでしょうか?

薪は燃えて灰となる。
その時間的前後はあったとしても
薪は薪であり、灰は灰である。 (道元禅師)