この宮の平氏に対する日ごろの鬱憤(うっぷん)が、父法皇の鳥羽殿幽閉によって一段と昂(たか)まっているのを見た頼政は、事成就の暁は王を天皇として推戴し奉ると誘うて、平氏討伐の事を王に謀(はか)った。皇族を戴いて大儀名分を立てたのである。令旨は治承四年四月九日の日付で前伊豆守正五位下源朝臣仲綱(頼政の長子)の名を署して発せられた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1024
中腹に煙ひとすじ山眠る
「ボクの細道]好きな俳句(2114) 波多野爽波さん。「焼藷の破片や体を伝ひ落つ」(爽波) ところで「体を伝ひ落つ」とは? さて、落ち葉などで焼き芋をつくり熱々を頬張る瞬間は最高す。ところで、この頃、ボクは、食事の時、ぽろぽろとこぼします。「慢性臓器不全」つまり、老化でしょうか?
あさまし、あさまし、あさましや、
ねんぶつもうすが一の手よ、
なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)