木魚歳時記第4375話

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 これを諸国に伝達した十郎行家は、為義の末子で、はじめは義盛と名乗り陸奥十郎と称してした。末子であったため遠国に置かれていたのが幸いして、保元の乱にもかかわりなく生き残っていた。その後、彼は行家と名を改め、熊野別当が縁故であったのをたよって新宮に住み、新宮十郎行家と称していた。(佐藤春夫『極楽から来た』)1025

       着ぶくれて坊主も罹る心不全

 「ボクの細道]好きな俳句(2115) 波多野爽波さん。「鳥威し雨に沈みてゐるもあり」(爽波) 最近の「鳥威し」には、いろんな工夫が見られるようです。さて心臓病の「心不全」にも急性と慢性があるようです! ボクは後者だそうです。つまり老衰のことでしょうか(笑)。急性とは、つまり、大往生ということ? ならば、ボクは、急性の方を希望したい(笑)。しかし、心筋梗塞なら激痛が・・後遺症が・・やっぱり「慢性」か? 

  わしのりん十(臨終)あなたにとられ、
  り十すんで葬式すんで、
  あとのよろこびなむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)