木魚歳時記第4368話

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 法皇のこのご信任に報いて彼はその後も院の打倒平氏の計画に参与して重きをなしたが、治承三年十一月、清盛のクーデターに際して解官され、更に遠流(おんる)に処せられたのを、追使の検非違使中原重成の手から脱走して仁和寺辺に潜伏中を、清水寺で捕えられて福原に送られ、出家したが斬られた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1018

       山寺は鐘と撞木で年惜しむ

 「ボクの細道]好きな俳句(2108) 波多野爽波さん。「巻尺を伸ばしてゆけば源五郎」(爽波) 巻き尺を伸ばしたところにゲンゴロウが居た。さて、この一年、ボクは「いろんなこと」がありました。さきのことはわかりませんが、くらべると「おまけ」(余日)みたいなものですから・・これ偏に仏さまのご加護のお陰と心から感謝をしています。

  凡夫で聞くじゃない、凡夫はばけもの、
  あなたわたしのこころにあたる。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)